2024/11/08 #2 - 今日の技術情報ダイジェスト

Ryzen 7 9800X3D レビュー

AMDから最新ゲーミングCPU「Ryzen 7 9800X3D」が発売され、複数のメディアでレビュー記事が公開されています。前世代の「Ryzen 7 7800X3D」と比較して、マルチスレッド処理性能が最大25%向上、シングルスレッド処理性能が最大17%向上しており、一部のIntel製CPUに迫る性能を発揮しています。また、第2世代の3D V-Cacheを搭載することで、ゲーム性能が平均8%向上しており、キャッシュを多用するアプリケーションでは特に優位性があるようです。ただし、消費電力は増加しており、価格は8万6800円と高額です。

KDDIによるラックの買収

KDDIが、セキュリティ企業のラックを買収することを発表しました。買収金額は約246億円です。KDDIは今回の買収により、企業向けのIoTサービスを強化し、2007年から培ってきた知見や技術を活用することで、専用ネットワークやセキュリティ対策を充実させ、IoT機器を安定的に運用・管理できるソリューションを提供していきます。これにより、企業のIoT活用を支援し、デジタルトランスフォーメーションを促進していく方針です。

SCSKのTOB

SCSKがネットワンシステムズに対して、約3600億円のTOB(株式公開買い付け)を実施することを発表しました。

SSD換装

ノートパソコンのSSD換装方法を解説した記事で、技適マークの確認やSSDのサイズ・モジュール規格の把握、クローン作成ソフト「Clonezilla」の使い方、回復パーティションの再構築方法について詳しく説明しています。

サーバー証明書の有効期間短縮

現在、安全なWeb通信に必要なサーバー証明書の有効期間は最長398日ですが、Appleが最長45日に短縮する提案を行い、Googleも将来90日に短縮する予定であるため、管理者からは運用上の負荷増が懸念されています。また、ドメイン認証情報の再利用期間も短縮され、申請ごとに必要となる可能性があります。

Threadsの活用

米国のIT大手企業のCEOが、AIツール「Threads」を活用してコミュニケーションを効率化している現状についてまとめた記事です。AmazonGoogleなどの企業のCEOは、複数のプラットフォームからのメッセージを統合することで、時間と労力を節約し、意思決定を迅速に行うことができるようになっています。一方でMetaとAppleのCEOはThreadsを使用しておらず、独自のコミュニケーション管理方法を採用しています。UberのCEOはThreadsを利用し、メッセージ管理の効率化を実現しています。

ランサムウェア対策

本記事では、ランサムウェアグループに対する攻撃手法を、Blackhat USA講演で発表された内容をもとに解説しています。近年増加しているランサムウェア攻撃への対策として、ランサムウェアのWebパネルやサーバーへの攻撃方法が紹介されています。

Flatcar Container Linux

マイクロソフトが買収したコンテナ環境に特化したLinuxディストリビューション「Flatcar Container Linux」が、クラウドネイティブ・コンピュティング財団(CNCF)のインキュベーションプロジェクトに採択されました。Flatcarは自動セキュリティパッチ、イミュータブルなファイルシステム、最小限の攻撃対象領域などの特徴を持つため、コンテナ環境の運用に最適化されており、CNCFがLinux OSのディストリビューションを傘下プロジェクトに採択するのは今回が初めてとなります。Flatcarは、宣言型コンフィギュレーションを用いて不変のインスタンスを作成し、クラウドネイティブな分散システムの構築と運用に最適化されています。

OpenAIの最新モデル「o1」

OpenAIが開発した最新モデル「o1」は、人間が持つ博士号レベルを超える能力を持つ生成AIであり、質問に対して「考える」ことでより深い理解と正確な回答を提供できるようになりました。従来の生成AIでは苦手とされてきた数学やコーディングなど、複雑な問題を解決できるようになったほか、思考の連鎖「CoT」を使用することで100段階までの深い思考が可能になりました。o1は、数千のエージェントが数十億回の試行錯誤を行い報酬を得て学習する強化学習を採用しています。

Android脆弱性

Androidに深刻な脆弱性「CVE-2024-43047」「CVE-2024-43093」が発見され、QualcommチップセットAndroidフレームワークに影響を与え、特権昇格によるデバイス侵害の可能性があることが明らかになりました。パッチレベル「2024-11-05」までは脆弱性が存在するため、最新のパッチが公開されるまで、定期的にアップデートの有無を確認する必要があります。

3Dプリンター住宅

珠洲市で、2人世帯向けの3Dプリンター住宅の1号棟が竣工したことが発表されました。この住宅は、生活再建のイメージを構築するために開発されたもので、3Dプリンターを用いて建設されています。

Raspberry Pi Pico 開発環境

ラズベリーパイの開発環境構築を支援するVisual Studio Code拡張機能「Pico VS Code」のベータ版が公開されました。この拡張機能は、ラズベリーパイの小型コンピュータ「Raspberry Pi Pico」に対応しており、開発環境の構築を容易にします。ラズベリーパイは、小型で低価格なコンピュータとして、趣味や教育、産業用途で広く利用されています。電子工作、ロボット製作、データ解析など、さまざまな用途で活用可能です。ラズベリーパイと同じような小型コンピュータには、M5StackやArduinoなどがあります。ラズベリーパイや電子工作に関する情報やコミュニティは豊富に存在し、初心者から上級者まで幅広いユーザーに支持されています。

都庁壁面への広告投影

東京都庁舎への広告投影という新しい試みが話題になっており、映画「ブレードランナー」のワンシーンを彷彿とさせる広告投影の実現に、わかもと製薬が乗り気であることが明らかになった。わかもと製薬は、1962年から販売している胃腸薬「強力わかもと」の広告を、都庁舎の壁面に投影するアイデアを検討しているとのこと。インターネット上では、このアイデアに対して、映画「ブレードランナー」のワンシーンを再現できるのではないかと期待する声が上がっている。

Wasmer 5.0リリース

WebAssemblyランタイム「Wasmer」がiOSをサポートしたことで、iOS上でWebAssemblyのスタンドアロン実行が可能になりました。Wasmer 5.0の正式版リリースにより、iOSSafari以外のアプリでもWebAssemblyが利用できるようになり、インタプリタモードでの実行が可能です。Wasmer 5.0では、WebAssemblyランタイムのバックエンドにV8、Wasmi、WAMRを選択できます。V8は高性能JITガベージコレクション機能を提供し、WasmiとWAMRは限られたリソース環境向けに設計されたインタプリタとランタイムです。

IIJmioの回線開通トラブル

格安SIMサービス「IIJmio」で回線開通トラブルが発生し、復旧までに7日間を要した原因は、契約管理システムの潜在バグによるデータベース不整合でした。従来なら実行されなかった特定の命令が実行されたことで処理遅延が発生し、それが他のアプリケーションとの連携に影響を与え、データベースの不整合につながったとされています。今回のトラブルは、テストの不十分さがバグの発生の一因とみられています。

Video2X v6

AIで動画の画質を高めるツール「Video2X」の最新バージョンv6.0.0が公開され、C/C++への書き直しにより処理速度と出力品質が向上しました。フレーム補間機能は近日実装予定で、GUIにより初心者でも操作しやすい点が特徴です。Windows/Linuxに対応し、オープンソースで無償提供されています。

エンジニア向け海外サイト

Qiitaに代わるエンジニア向けの海外サイトを紹介しており、英語の技術情報が豊富で、ChatGPTを使った翻訳や学習サイト、テックニュースサイト、企業情報・給与情報サイトなど、エンジニアにとって役立つ情報源が網羅されています。

PowerToysの最新版

Windows用ユーティリティ「PowerToys」の最新版が公開され、画像からテキストを抽出してファイル出力できる機能が追加されました。この機能では、画像内のテキストを認識し、テキストとしてコピー&ペーストしたり、ファイルに出力したりできます。さらに、AIを利用した貼り付け機能も搭載されており、テキストの形式やレイアウトを自動的に調整できます。また、設定画面のナビゲーションが改善され、バグ修正も実施されています。

ChatGPTの公開

OpenAIが、対話型AI「ChatGPT」を提供する「chatgpt.com」を公開し、同社がHubSpotのCTOから「chat.com」ドメインを取得しChatGPTにリダイレクトしたことを発表しました。ChatGPTは、テキストの生成や質問への回答など、高度な言語能力を持つAIで、LinkedInの投稿でChatGPTがOpenAIによって開発されたことが明らかになりました。ChatGPTは、2000年代半ば以降に開発されたAI技術の進歩の頂点であり、今後の発展が期待されています。

OpenAIが発表したGoogle検索に対抗する「ChatGPT search」について解説した記事です。ChatGPT searchでは、地球儀マークが表示されれば検索機能が使用可能となり、情報源を明示する機能や幻覚検出機能がGoogle検索より優れている点が紹介されています。しかし現時点では検索機能の使い分けが推奨され、Google検索は依然として優勢であるとされています。音声AIでは、OpenAIのChatGPTに対抗してGoogleが「Gemini Live」を日本語で公開したことも触れられています。

創薬における機械学習

創薬プロセスにおける機械学習技術について解説した記事で、創薬におけるAI技術の活用方法や課題について、活性予測、構造最適化、立体構造予測、分子構造の表現方法、生成モデル、最適化手法など、具体的な技術例を交えながら詳しく説明しています。

スマホ用SoCの競争環境

主要なスマートフォン向けプロセッサの最新動向について、Apple A17、Google Tensor G3、Huawei Kirin 9000などの最新SoCのフロアプラン比較やArmアーキテクチャの進化がSoC設計に与える影響、Arm Cortex-X4とA720コアによる性能向上、MediaTek Dimensity 9300の4nmプロセス採用とAPU性能への注力、Apple A17の独自設計による性能向上などが解説されています。

DJI Goggles N3

DJIがドローン操作用HMD「DJI Goggles N3」を発売しました。価格は34,320円で、アクロバティックなドローン飛行を可能にするヘッドマウントディスプレイです。眼鏡を着けたまま装着でき、軽量で快適な装着感を実現しています。1080pの高画質画面で、ライブ映像の遅延は平均31msと低遅延を実現しています。DJI RC Motion 3とペアリングすることで、ARカーソルを使って機能の起動やカメラ設定の調整が可能です。

自動運転の課題

中国で自動運転車が普及するにつれて、事故発生も増加しており、人間とAIの協調における認識の相違が課題として浮上しています。自動運転中に人間がブレーキを踏むことで自動運転が解除され、運転操作ミスによる事故が発生するケースや、無人運転のロボタクシーが安全運転を重視しすぎるあまり交通規則に厳格に従い渋滞を引き起こしてしまう事例などが報告されています。人間とAIが適切にコミュニケーションを取り、互いに理解し合いながら共存していくための新しい技術や仕組みが必要とされています。

新型Mac mini

Appleが2024年11月8日に発表した新型Mac miniiMacMacBook Proに搭載されるSoC「M4」は、従来モデルと比べて処理能力が向上しており、特にコア数が多いほど並列処理能力が高く効率的です。Mac miniiMacMacBook Proの最廉価モデルでは、それぞれ8コア、10コア、12コアを搭載しており、用途に応じて最適なモデルを選択できます。

Email Address 難読化

Cloudflareは、ウェブサイトに公開されたメールアドレスをボットによるフィッシング詐欺から守るため、ボットと人間のアクセスを識別する技術を活用したメールアドレス難読化機能を提供しています。この機能はJavaScriptを用いてメールアドレスを難読化することで、ボットにはメールアドレスが画面に表示されなくなります。ただし、高度なボットはこの難読化を回避できる可能性があるため、完全な対策とは言えません。Cloudflareの管理コンソールでEmail Address Obfuscationオプションを有効にすることで、この機能を利用できます。

EDRの検知回避

パロアルトネットワークスは、脆弱性を自前で管理する新たなサービス「Bring Your Own Vulnerable Driver(BYOVD)」を提供開始し、EDR(エンドポイント検知および対応)機能を拡張することで、脅威への対応を強化しました。BYOVDは、EDR機能の拡張に役立ち、マルウェアを検出して無効にする「disabler.exe」の使用も可能になります。さらに、LinkedInやVKontakteなどのソーシャルメディアを標的とする脅威も検知・対応できます。

AIによる論文作成

函館の焼きとん屋店主との出会いから生まれた、量子探索とニューラルネットワークの類似性に関する考察を、OpenAIの「o1-preview」を用いて検証した結果、スピンネットワークとニューラルネットワークの等価性を数式的に証明したという内容です。さらに、宇宙の収束や時間の矢、突然変異といった現象を、未来からの影響という観点から説明し、拡散モデルとの関連性を示唆しています。

Dify

Difyは、PC上で「ChatGPT」のようなチャットボットを作成できるツールで、git、Docker Desktopのインストールが必要で、APIキーの設定でOpenAIの「ChatGPT」を利用可能になり、PDFなどから知識(情報)を登録し、チャットボットに活用でき、作成したチャットボットは一般向け公開も可能です。

CNCFの動向

2024年のCNCFのトレンドとしてSREが取り上げられており、AWSKubernetes上にSRE機能を追加提供しています。また、チーム間の衝突がSREの複雑さを増す要因となっていることから、その解決策が議論されています。さらに、SREに関する様々な資料へのリンクや、43& αΠτϦϥΠΞϏϦςΟΤϯδχΞϦϯά データポイントの概要が紹介されています。

CSSの最新トレンド

2024年におけるCSSの最新トレンドをまとめた記事で、State of CSS調査の結果や、新機能・プロパティ・疑似クラス、人気のフレームワーク・検証環境などを紹介しています。

さくらインターネット入社後3ヶ月

さくらインターネットに入社して3ヶ月が経ったエンジニアが、入社直後の変化やスタートアップのような未整備な状態、国産クラウドに対する注目、クラウドプロバイダ初心者としての苦労、採用強化による開発環境整備について自身の経験を踏まえて語っています。

2024/11/07 #1 - 今日の技術情報ダイジェスト

Google ドライブの容量無制限プラン終了

Googleドライブの容量無制限プランが2024年11月15日に終了し、それ以降は有料プランに移行するか、無料で利用できる無期限の5GBプランを利用可能になります。新しい有料プランでは、PCやMacのバックアップ機能が追加され、1人あたり2TBの容量が提供されるほか、iPhoneユーザー向けには1人あたり100GBの容量が提供される有料プランも用意されています。Gmailの添付ファイルは、引き続き無期限かつ容量無制限で保存可能です。

AIが自然界に存在しないDNA配列を生成し、その機能を予測することで、マウスや魚に人工DNA配列を組み込み、遺伝子発現に影響を与える実験を行った研究成果が紹介されています。生成された人工DNA配列は、特定の細胞でのみ遺伝子を発現するように設計され、実験の結果、自然界の配列よりも高い細胞特異性を実現することが確認されました。この研究は、体内で遺伝子発現を制御し、狙った領域に機能を限定できる可能性を示唆しています。

ユーザーが文章を入力する際に、下書きや一時保存機能を実装する際の注意点として、正式なデータと下書きのデータの扱いを明確にし、ユーザーが混乱しないよう、共有の可否や、データの削除・保存の挙動を明確に定義する必要性を解説しています。また、添付ファイルの扱いを明確にすることで、データの整合性を保ち、ユーザーの意図通りの操作を実現する重要性を示唆しています。

Windows 11から、エクスプローラーからAndroidスマホのファイルを操作できるようになり、Wi-Fi接続のみでスマホのファイルを閲覧・転送できるようになりました。ケーブル接続は不要で、操作性はOneDriveと似ており、ファイルは同期後に表示・ダウンロードされます。スマホがオフラインでもファイル一覧は表示されますが、開けるのは同期済みのファイルのみです。現時点では、登録したスマホを削除できない不具合があるようです。

DMMが提供するAI音声合成サービス「DMMボイス」が公開4日で700万文字の音声を生成し、盛況であることを発表しました。Algomatic Globalは700億円規模の資金調達を発表し、DMMが開発した「DMM Optimizer」を活用してAIの開発を加速させます。資金調達によりAI関連技術への投資を強化し、Webサービスを強化して顧客体験向上を目指すとともに、API経由でAI機能を提供する予定です。

ロシア政府が、Linuxカーネル開発者からロシア人が追放されたことを受けて、ロシア人中心の独自のLinux開発コミュニティを立ち上げると発表しました。ロシア政府は追放を「差別的」と非難し、新たなコミュニティはロシアの技術的主権強化を目的としており、他国との協力の可能性も示唆しています。ただし、フォークされたLinuxカーネルの開発には人材不足が課題として挙げられています。

米国サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が、不正なアクセスにつながるリモートデスクトッププロトコル(RDP)構成ファイルを添付したフィッシングメールについて注意を呼びかけており、日本政府機関、教育機関、防衛組織などが標的にされているため、RDP接続の制限、構成ファイルの実行防止、多要素認証の有効化などの対策が推奨されています。

GoogleマップにGemini AIが搭載され、場所の探索やアクティビティの提案、質問への回答、レビューの要約などが可能になりました。特定の条件に合致する場所のリストを自動生成し、複数のレビューを要約して重要な情報を簡単に確認できます。また、会話形式で質問を受け付け、リアルタイムで回答を提供する機能も備わっています。ナビゲーション機能も強化され、主要ランドマークの表示や車線合流通知などが改善されました。

長年運用されてきたレガシーシステムのフルリプレイスにあたり、本番環境でのユーザーデータを用いた「ペンギンテスト」という新しい検証手法を導入し、段階的なリリースによって安全にシステムを更新し、新機能を追加した事例を紹介しています。ペンギンテスト、手検証、テストユーザーによる先行公開、カナリアリリースという4段階のリリースプロセスによって、本番環境での障害を最小限に抑え、安定したシステム移行を実現した方法が解説されています。

マイクロソフトは、Azure Active Directoryの追加機能であるMicrosoft Entraで、すべてのテナントにおいて多要素認証(MFA)を必須にすることを発表しました。従来は先延ばしオプションが提供されていましたが、今後は廃止され、すべてのユーザーがMFAを利用することが必須となります。MFAは、ユーザーの安全性を向上させるための重要なセキュリティ対策であり、Microsoft EntraではMFAの成功率が99.2%に向上しているため、ユーザーのエクスペリエンスも向上するとされています。今回の発表は、セキュリティの強化とユーザーの利便性を両立させるための取り組みとして、業界全体に大きな影響を与える可能性があります。

Intelは2025年にノートPC用プロセッサ「Panther Lake」をリリース予定で、大半を自社工場で生産することでTSMCへの依存を減らす計画を発表しました。また、2026年にはデスクトップ向けプロセッサ「Nova Lake」をリリースする予定です。さらに、ノートPC向けプロセッサのメモリ仕様を変更することで、メモリ増設が可能になる予定です。一方で、AIチップの販売目標は達成できなかったとの発表があり、その理由は未発表です。

Mozilla Foundationが従業員の30%を解雇し、30年間続いたFirefoxThunderbirdの開発を終了、開発は子会社のMozilla Corporationに引き継がれることになりました。これにより、FirefoxThunderbirdの革新的な機能追加が期待できる一方、Mozilla Foundationはウェブのプライバシー保護に注力していくとのことです。今回の変更はFirefoxThunderbirdの利用者には影響しないとしています。

「オトノハ」は、音響拡散体と呼ばれる、不要な音の反射を抑える製品で、スピーカーの後ろに設置することでボーカルがよりクリアに聞こえたり、楽器のベルや譜面台に設置することで音の聞こえ方を改善したりすることができます。植物の葉を参考に設計された形状により音を散乱させ、インテリアとしても使えるコンパクトなサイズ感も魅力です。

GitHub CopilotがAppleの開発環境Xcodeに対応し、コード補完や生成をリアルタイムで行う「GitHub Copilot for Xcode」のパブリックプレビューが開始されました。SwiftやObjective-Cに対応しており、今後複数の言語にも対応予定で、有害なコンテンツや重複したコードを排除するフィルタ機能も搭載しています。Appleの「Swift Assist」機能と競合する可能性がありますが、XcodeでのAI開発支援がより強化されると期待されます。

JavaScriptランタイム「Bun」に、JavaScriptからC言語コンパイルして実行できる新機能が追加されました。従来、JavaScriptからシステムライブラリを呼び出すには、アドオンやWebAssemblyを使用していましたが、N-APIはオーバーヘッドが大きかったり、WebAssemblyは分離メモリモデルのためシステムコールや大量データのやり取りに制限がありました。新機能では、C言語をTinyCCでコンパイルし、JavaScriptとC型の自動変換を行うことで、オーバーヘッドを抑制しています。

EAの全アカウントにアクセスできる深刻な脆弱性が発見され、ハッカーがアカウント乗っ取り、ゲームデータの窃盗、アカウントBANなど、悪用方法を具体的に解説しています。脆弱性Xbox経由でメール認証を回避し、任意のアカウントにログインできるもので、EAはパッチで修正済みです。

スリーシェイクが開発した脆弱性診断ツール「Securify」は、ボタンを押すだけで診断でき、設定不要の使いやすさが特徴で、HTMLやWordPressでホームページを作ったことがある程度の知識があれば誰でも利用可能です。Securifyの開発では、「設定させない」ことに徹底的にこだわり、複雑さと使いやすさのバランスを重視しており、レポートはシンプルで読みやすく、対応サービスにより、脆弱性対処へのサポートも提供しています。Securifyは今後も簡単さを追求し、裏で性能向上を図り、管理画面すら不要なツールを目指しています。

Appleが、iPhoneの衛星通信機能強化のため、衛星通信サービスを提供するGlobalstarに最大2200億円超を投資することを発表しました。Appleは現在、iPhoneの衛星通信機能を使って、緊急SOS機能を無料で提供していますが、今後有料化される可能性があり、今回の投資により、Globalstarの衛星通信インフラ強化と、衛星経由のテキストメッセージ送信などの新たな機能提供が期待されています。

CSSを用いて文節単位でテキストを折り返す方法を紹介しており、brタグやwbrタグ、auto-phraseプロパティ、JavaScriptライブラリ「BudouX」などの活用方法について解説しています。

Paradox社の宇宙戦略ゲーム『Stellaris』の開発者が、ゲームのリマスター作業でAI画像処理ソフト「ImageStudio」を活用し、小さい2D素材を高解像度に変換していることを明かし、その結果生まれたバグが非常に面白いことから、当面の間修正しないことを発表しました。

KDDIアジャイル開発センターが、AzureとAWSを用いた2つのRAG活用事例を紹介しており、顧客サポート向けチャットボットと議事録自動作成ツールの開発について、具体的な技術スタックや活用事例、効果について解説しています。

起業家と親友が設立した人工知能を使ったテスト効率化のスタートアップ「Launchable」は、投資家から300万ドルの資金を調達し、日本に技術部門を設置、アメリカで採用できない技術者を採用するため日本に子会社を設立、製品開発と営業活動を進め着実に成長し、CloudBeesからの買収提案を受け売却、Launchableの技術部門はCloudBeesで世界中のイノベーションに貢献しています。

本記事では、Webフロントエンドにおけるセキュリティ脆弱性、特にクロスサイトスクリプティングXSS)とCSRFクロスサイトリクエストフォージェリ)について解説し、それぞれの対策方法を紹介しています。フロントエンド開発者は、これらの脆弱性への理解を深め、適切な対策を講じることで、安全なWebアプリケーションの構築を目指すべきです。

エプソンがOSなしミニPC「Endeavor DS60」を発売しました。OSライセンスを持っているユーザー向けで、第13世代Core i3/i5を搭載し、コンパクトサイズながら豊富なインターフェイスとオプションで機能を拡張可能です。価格は12万円台からとなっています。

AI文字起こしサービスが話題となっており、本記事では様々なサービスの特徴やメリット・デメリット、おすすめのサービスなどを紹介しています。 ブラウザやアプリ、専用レコーダーなど、サービスの種類や機能がそれぞれ異なるため、用途やニーズに合わせて最適なサービスを選ぶことが重要です。 日本語特化のサービスや要約機能など、様々な機能が提供されているため、ぜひ本記事を参考に自分に合ったサービスを見つけてみてください。

AWSのApplication Load Balancer (ALB) ログを分析する際に、従来はAthenaを用いてクエリを実行していましたが、パーティション射影が必要となるため、処理に時間がかかっていました。本記事では、S3上に保存されたALBログを高速にクエリするために、DuckDBを用いた方法を紹介します。DuckDBは、ローカルにインストールして使用できるオープンソースのデータベースで、S3上のALBログを高速に読み込むことができます。記事では、DuckDBのインストール方法、AWSクレデンシャルの設定方法、ALBログのクエリ方法について解説されており、テーブルの定義、スキーマの確認、目的のカラムの選択によるクエリの方法も詳しく説明されています。

プレゼンテーションの効果を高める3つの要素、聴き手の心をつかむトークのコツ、スライドデザインのポイント、そしてPDCAサイクルによる改善方法について解説しています。具体的なテクニックやツールも紹介されており、プレゼン能力向上に役立ちます。

東プレから発売予定の「REALFORCE RC1」は、HHKBのような小型キーボードでありながら、キー配列や押下圧、打鍵音などをカスタマイズできる点が特徴です。HHKB Studioというソフトウェアが2023年10月にリリース予定で、HHKBのキー配列やファンクション割り当てなどをカスタマイズできるようになります。このソフトウェアはREALFORCEシリーズにも対応予定で、「REALFORCE RC1」も同時期に発売される予定です。REALFORCE RC1は、キーの押下圧が30gと軽く、快適なタイピングが可能です。

コンピュータシステムの理論と実装 第2版は、コンピュータの仕組みをゼロから作ることで理解する書籍で、ハードウェア、ソフトウェア、コンパイラ、OSで構成されるコンピュータを、NAND素子からCPU、OSまで自作することで、アセンブラコンパイラなどコンピュータの仕組みを学ぶことができ、テトリスなどのアプリケーションも実行できるようになります。

Wi-Fi HaLowの物流拠点における実用性とコスト面での優位性に関する記事で、倉庫と配送センターでのフィールドテスト結果が紹介されています。テストでは、1つのアクセスポイントで1万平方メートルの倉庫をカバーし、障害物や距離の影響を評価した結果、9台の監視カメラの同時運用や17台のIoT機器のデータ収集が問題なく行えたことが明らかになっています。また、屋外では遮蔽物がなければ500m程度の範囲で安定した通信が可能で、アクセスポイントの冗長構成で8秒以内の再接続を実現しています。さらに、大規模なファームウェアアップデートやブリッジ機能でも問題なく動作し、既存のネットワークインフラを補完できる低コストな選択肢となることが示されています。

攻撃対象領域管理(ASM)導入検討のためのガイダンス(基礎編)は、ASMに関連する用語や使用方法を説明したガイドラインで、ASM導入を検討する組織が、各種サービスやドキュメントを理解し、目的に合った選択ができるように支援します。複数の取り組み方法や用語の定義を明確にし、既存ドキュメントの解釈を容易にすることを目的としており、NPO日本ネットワークセキュリティ協会JNSA)と日本セキュリティオペレーション事業者協議会(ISOG-J)が共同で作成しました。質問や改善要望は、本GitHubのIssueから連絡可能です。

Visual Studio Codeに、GitHub Copilotを活用した新機能「Copilot Edits」が追加されました。この機能は、複数のファイルにわたるコード変更や生成を可能にするもので、ユーザーは「コンタクトページの追加」「サイトのテーマサポート」などの指示をCopilot Editに与えることができます。Copilot Editは、対象となるファイルも指定でき、コードの変更部分が目立つように表示されます。この機能により、開発効率が向上することが期待されます。

async using構文を用いて、PuppeteerをDenoで利用する際にリソース解放処理を予約する方法が解説されています。非同期処理のため動的シンボルを使用することで、スコープ外でも終了処理を実行可能にし、ChromeとDeno/Nodeのプロセスの終了を保証する仕組みが紹介されています。await using構文は新しい機能なので、本記事を通してその理解を深めることができます。

エンジニアとして20年以上、マネージャー経験もある著者が、自身の仕事に対する考え方やモチベーションについて語っています。「困っている人を助けたい」という強い思いから、自分の知識や経験を必要とする人に提供し、社会貢献を重視しているとのことです。世の中を変えるようなプロダクト開発よりも、困っている開発チームを支援することで広く貢献したいと考えているようです。

enechainではテストケースやバグチケットを管理するシステムを導入しており、毎日Slackでテスト進捗状況を報告していましたが、GAS(Google Apps Script)とNotion APIを使用してテスト進捗報告を自動生成することで、テスト完了率や未解決のバグチケット情報を含む報告を自動化し、業務効率化を実現しました。今後、生成AIを活用してコメントも自動生成することを検討しています。

GitHub Actions における破壊的変更に関するお知らせで、AIコード生成が開発者の経験向上、大規模チームでの開発支援、リモートチーム間のコラボレーション向上、DevSecOps 課題への対応、エンジニアリングチームの効率化とセキュリティ強化に役立つことが述べられています。